徒歩1秒の在宅勤務/リモート開発をしてみた感想

いつまで続けるかや続けられるのかは分かりませんが、最近は在宅勤務(リモート開発)をメインでしているのでそのメリットとデメリットを自分なりに整理してみようと思います。

では、まず自分の在宅勤務がどんな形なのかやその経緯を整理していきます。

  • 立ち上げて間もないベンチャーに所属
  • 在宅勤務のきっかけは通勤が面倒、開発に集中したい、など
  • 打ち合わせや対面での作業が必要な時もあるのでたまには行く
  • 在宅勤務を始めてから大体二ヶ月ほど経過

いざ挙げてみると少ないというか、シンプルな感じになりました。でも、まぁこんなもんですよね、きっと。二番目のところはこの後に詳しく掘り下げていければと考えているので、何かフワッとしているなと思っても気にしないでください。(とは言っても、そこまで言及はしていないですがw)

そしたら、本題の方に入っていきます。

メリット

通勤が楽(というより、無い)

これはもう言葉の通りです。楽というより通勤そのものが無いので、そういう概念が生まれませんね。あえて言うならば、「徒歩1秒」です、職場という家の机まで。

睡眠時間が増える

通勤時間が「徒歩1秒」、つまり裏を返せばギリギリまで寝ていても余裕で間に合います。睡眠時間が少ないと効率が悪くなるので、これは良いメリットと言えるでしょう。

身だしなみに気を使わなくても良くなる

在宅勤務をしているとあまり外に出ることは無くなってきます。そうなると、人にも合わなくなるので寝間着姿かつ、男性なら髭を剃らない・女性ならメイクしないみたいなことでも済むようになるので気が楽にはなります。もちろん、これに慣れ過ぎてしまうと人として何かを失っていくことにはなるかと思います。

仕事に集中して取り組める

実際の職場では集中が妨げられることが割とあったりするかと思います。雑談はもちろん、仕事の確認やら相談などでも。雑談に関しては個人差はあると思いますが、自分が入っていなくても大きな話し声などが気になったりすることもあるかと。そうなると、ほぼ自分で環境を整備できる在宅勤務は集中して作業できるような場作りがしやすいメリットがあります。

家事的なことにも融通が利く

基本的に家にいるので、家事的なことに融通が利く場面は結構多いです。例えば、宅配便の受け取りだったり、洗濯物を干したりなど。ランチも自炊すれば大分お得です。子供がいる家庭では育児も出来ますし、住む場所もあまり気にしなくてすむようになります。

デメリット

運動不足になる

何だかんだで通勤していると、それなりに歩くので軽い運動にはなっていたと思うのですが、在宅勤務では下手するとほとんど歩くこともなく過ごせることになります。結果、余計に運動不足になりがちです。意識的に体を動かさないと結構やばいことになってしまうかと思われます。

人と会わなくなる

段々とメリットの裏返し的な雰囲気になってきました。これは、一人暮らしだと特にですが、三日間まともに会話してないとかざらにあります。対人能力も落ちますし、精神的にもあまり良くないです。家族だったり彼氏彼女がいたり、よく遊びに出かけている人なら大丈夫だと思いますけど、そうではないのに一人で居続けるのが苦手な人には在宅勤務は向いてない気がします。

自己管理能力が求められる

在宅勤務は会社に行っていない分、成果はアウトプットでしか示すことが出来ません。元来、仕事はそういうものだと思いますが、過程の部分を誰かが知ることも難しいので、そこのバイアスは効かないですし、むしろマイナスに見られがちだと思います。それこそ、フリーランスのような働き方に近いものがあるのかなと。それに在宅だと別の誘惑もたくさんあるので、そこを断ち切る努力も必要です。実際に家ではなく、どこかのカフェだったりコワーキングスペースを使って集中できる環境を作っていくことが大事なのかと思います。

結果的に仕事時間が長くなることもある

上記の自己管理能力にも関連しますが、作業で何かトラブルが起きたりするとその日のタスクを完遂することが難しくなってきます。ですが、それでも何とか間に合わせないという気持ちにもなるので、結果的に夜遅くまで作業することも。

チームを感じにくい、会社の情報に疎くなる

在宅勤務は作業に集中できるのは良いことではありますが、どうしてもソロ活動のようになりがちです。相対的に、相談なども気軽には出来なくなります。その結果、チームワークといったモノが感じにくくなったり、会社の情報にも疎くなったりするのでモチベーションを維持する方法を持つことが結構大事になってくるかと思います。

まとめ

哲学的な話になってしまいますが、メリットはデメリットの、デメリットはメリットの裏返しになってくるので、在宅勤務をする際は結局のところ何を優先するかを明確にしておかないとあまり良い結果を生まないことには注意が必要です。実際、メリットとデメリットは会社や環境、その人の性格などにも影響されるので、在宅勤務を始めるならきちんと整理してからの方が良いでしょう。

個人的には、在宅勤務は全然アリですが、最善というほどメリットを感じているわけではなかったりします。もちろん、自分なりのメリットは感じているのでどちらかと言えば在宅勤務を始めて良かった気持ちですけど、チームを感じにくい部分のデメリットはそれなりに痛いなといった感想です。

もしかしたら、週3でオフィス・週2で在宅みたいなハイブリッド的な働き方も割と今の時代に合っているかもなと思ったところで終わりたいと思います。