これでもう三日坊主にならない!「2分ルール」で行動と習慣を改善する。

あなたはいま何か習慣にしていることはありますか?

楽しんで出来ることなら習慣にしやすいですが、勉強やダイエットなどを目的にした行動を習慣にするのは結構な労力や、忍耐力が必要になってきます。その結果、習慣にしようとしたのに三日坊主になってしまったという話はよく聞きます。まぁ自分もよく三日坊主になりがちなのです。

今回、習慣を付けやすくするための「2分ルール」というのを知って、なるほどなと思ったので、紹介させてもらいます。

三日坊主から抜け出すための「2分ルール」

新しく何かを習慣にしようとした時に、一番大事になるのは当然、それを継続できるかどうかだと思います。習慣を継続出来ない理由は、多々あります。忙しかったり、つまらなかったり、面倒くさくなったり、飽きたり、忘れたり、他に興味があるのが出てきたりなど、人によりますがホント様々あるのかなと。

その中で最も厄介なのは、行動する理由や目的もあるのに、モチベーションが上がらず、やらなくなってしまうことだと僕は考えています。モチベーションが上がらないのは、個人的にはやろうとしている事のハードルが高かったり、成果がなかなか出なかったり、その行動に時間が取られてしまうといった辺りかなと思います。

そこで、「2分ルール」です。

起業家でウェイトリフターで写真家のJames Clear氏は、「2分ルール」について、このように述べています。

  1. 2分でやれることは、今すぐやる
  2. 新しい習慣を始めるときは、2分以内の習慣にする

この「2分ルール」は実践しやすく、三日坊主になりがちな方にもベターな方法になると思います。まず、2分でやれることは先延ばしせずにすぐに片付けてしまうと気持ち的に楽になります。次に、2分以内の習慣ですが、若干「え?それは無理だよ」となるかもしれませんので、分かりやすい例を引用しますね。このようにすれば、習慣にしやすいはずです。

ランニングを習慣化したければ、まずは、それを2分以内の日課に規定せよ。そして、それをすぐに始めよ、ということだ。
2分しかないと、服を着替えてランニングシューズを履くだけで終わってしまうじゃないか、と思う。だけど、ランニングシューズを履いて、外に出れば、そのまま帰ってしまうことはない。何分かは走って、走っているうちに気持ち良くなって、45分走れてしまうことだって多いだろう。

「45分走る」を日課とすると、できなかった日があると、意欲が低下し、さらにできなくなってしまう。
だけど、「ランニングシューズを履くこと」に日課を限定すると、それくらいのことはできてしまうし、走る時間の長短はあれ、日課を守ったという達成感は続く。それが習慣になった時点で、30分とか、45分とか、走るべき時間を長くしていけば良いのだ。

習慣に限らず、全ての行動に効果あり

この「2分ルール」ですが、実は、生産性向上の仕事術「GSD(Getting Thing Done)」がベースとなっています。仕事で、ToDoリストを使用している方はいらっしゃると思いますが、2分以内に終わる作業であれば、わざわざリストに起こさなくてもその場でやってしまおうという考え方です。そして、2分以上かかる作業は、きちんと予定を立てて作業をするというものでした。

その考え方をブラッシュアップしたのが、James Clear氏の「2分ルール」になります。元々はビジネス向けのライフハック術から、習慣化するための行動にも応用することが出来るようになりました。このことから、僕は全ての行動にも効果があるのではないかと考えています。

運動でも勉強でも何でも、何かをする際に楽しさを見出せなければ、億劫になって先延ばししまうことがあるかと思います。それで結局やらなくなってしまったり、など。

そうならないためにも、ここは「2分ルール」を元に、作業を細分化して、まずは「始めてみること」が大事かと。個人的な感想ですが、案外やり始めたら長く続くものですよ。もちろん、あんまり肩肘を張らずに取り組むことを忘れてはいけませんが。

あなたも、この「2分ルール」を使って、三日坊主から抜け出して見ませんか?

参照元: 『2分ルール』で「ぐずぐず」をなおし、新しい習慣をつくる方法