お腹を下しやすい方向け!逆転の発想で考える食生活

さて、唐突ではありますが、ぼくは胃腸が弱くてお腹を下したり、腹痛に悩まされることが多々あります。なので、画像のような状況に陥ることもしばしばです。なんと言うかそういうときって何事にも手が付かなくなるので、割と本気で困っていたりします。これ、共感してくれる方はそれなりにいるんじゃないでしょうか。

こういう事を言うと怒られるかもしれませんが、お腹を下しやすい人って、むしろ便秘になりたいと思うことがあるんじゃないでしょうか。いや、もちろん便秘も辛いとは思いますけれど、こっちもなかなか大変なのです。まさに「隣の芝は青く見える」という感じかと。

逆転の発想で考える食生活

こないだ、『「便秘女子」にありがちなNG食生活5つ』という記事を拝見しました。つまり、逆転の発想で考えると、この食習慣を取り入れれば、お腹を下しにくくなるのではないかと。とどのつまり、便秘になるのではないかと。

もちろん様々な要因が絡んでそういう状況になっていたりするので、一概には言えませんが、以下の食生活は便秘を招く原因となるようです。

  • ジュースやソーダの飲み過ぎ
  • 揚げ物やファストフードの食べ過ぎ
  • 乳製品の摂りすぎ
  • チョコレートの食べ過ぎ
  • プロセスフード、赤身の肉類

基本的には、何事もやり過ぎはよくないということですね。ただ、いずれにも共通する内容はどうも消化と吸収を妨げる食生活ということみたいです。

ちなみに、プロセスフードとは加工食品のことで、チーズやハム、ソーセージ、他には冷凍食品やインスタント食品といったモノを指す言葉だそうです。知りませんでした。

キーワードは「食物繊維」と「脂質」、それと「糖分」

先ほど挙げた食生活だと、消化と吸収を妨げる効果があるので、便秘になりやすいと書きました。では、なぜそのような効果が発生するのでしょうか。キーワードは「食物繊維」と「脂質」、それと「糖分」です。

食物繊維

「食物繊維」は言わずもがなだと思います。食物繊維が少なければ、便秘の原因となります。

また、食物繊維にはどうやら水溶性と不溶性の2種類あり、不溶性の食物繊維は便のカサを増やし便秘解消を助けてくれますが、不溶性の食物繊維をたくさん取って水分をあまり取らないと便が硬くなって便秘につながるようです。なので、これも参考になるのではないでしょうか。

ちなみに、不溶性の食物繊維は以下の食材などに含まれています。

穀類(そば、ライ麦等) ・豆類( 大豆、小豆、えんどう豆等) ・野菜類(ごぼう、切干大根、ブロッコリー、たけのこ、とうもろこし等)・イモ類( さつまいも、里芋、山芋等) ・きのこ類(えのき茸、きくらげ、しいたけ等)

脂質

「脂質」に関しては、理由をきちんと説明できるほど理解できませんでした。ただ、以下にも引用しますが、脂質は消化・吸収するのに結構な労力(ここでは胃や十二指腸など内蔵の働き)を使うので、時間がかかるとのことです。つまり、便の排出までにも時間がかかるので、便秘につながりやすいということですかね、きっと。

脂肪の多い食品は糖質やタンパク質が主体の食品に比べ、消化の始まりが遅く、吸収に時間がかかります。脂っこい料理が腹持ちがいいのは、このためです。

糖分(糖反射)

最後に「糖分」ですが、実はこれ「糖反射」とうい体の反応のためだと思われます。

東大で実証された「糖反射」の実験が有ります。被験者に砂糖水を飲ませますと、数十秒間、胃腸の働きはピタリと止ります。反対に塩水を飲ませますと、胃腸の働きは急に活発化します。この糖分を摂ると、細胞の働きが緩慢になる生体反応を東大では、糖反射と名付けました。

いやいや、マジですかこれ。胃の動きを止めるのはもう胃腸薬や下痢止めといった薬に近いんじゃないでしょうか。甘い物が好きな女子たちに便秘が多いのも頷けてしまうような現象ですね。ヒトって不思議です。

胃の働きを止めようと思ったら、「とりあえず糖分を摂取しろ!」ということかと。反対に、塩分が胃の働きを活性化させるのも驚きです。しょっぱいもの好きなぼくとしては微妙な心境です。

まとめ

食生活によって、お腹を下すのも、便秘になるのも理由があることが分かりました。もちろん、食生活だけが全てではないので、その辺りも考慮に入れて参考にしてもらえれば幸いです。

それと、あえて便秘になろうとして、これらを意識し過ぎた食生活にしたら、おそらく不健康にまっしぐらなので気を付けてください。何事もバランスが大事なので。

※この記事で参照していたサイトがあったのですが、クローズしていたので参照元を削除しています。